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http://hdl.handle.net/11133/1749
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タイトル: | 「法の概念」素描 |
その他のタイトル: | ホウ ノ ガイネン ソビョウ A STUDY TO 'THE CONCEPT OF LAW' |
著者: | 山下, 平八朗 YAMASHITA, Heihachiro |
発行日: | 1977年3月31日 |
出版者: | 愛知工業大学 |
抄録: | 「法の概念」, 「法とは何か」という問題提起は法哲学ばかりでなく法学一般にとって, つねに重要なテーマの一つである。そのとらえ方は多様であり, まさに法哲学の「永遠のアポリア(aporia)」といわれる所以である。法の個々の基本的な原則や法理が, それぞれ大体分明されているのに反して最も一般的・基本的な概念である「法概念」そのものについては共通の了解がみられないといえる現状である。カントの「法学者はいまもなお法という彼等の概念に対して定義を索めている」(I. Kant, Kritik der reinen Vernunft, 1781)という指摘がいまも生きているといえる。本稿は「法の概念」に対する諸学説, 諸理論の総括・止揚を試みるといった大仰なものでなく現代法哲学であらためて問題提起されている諸学説に学びつつ, 当該テーマに関する, あくまでも「素描」を試みるものであり, 法哲学研究の端緒にしたいと考える。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11133/1749 |
出現コレクション: | 12号
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